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 メールマガジン 中堅・中小企業経営者のためのIT活用Q&A

               2002/04/16(第3火曜日発行) 726 部

 第22回 企業合併に伴うシステムダウン、その現場の声
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。

初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありがと
うございます。
本メールマガジンは、バックナンバー(http://surv.tripod.co.jp/)も公開
しております。第1回からお読みになられると、より一層楽しめると思います
ので、ぜひご覧ください。


■
□ はじめに
■

今回はQ&Aではありません。

世間を騒がした巨大銀行のオンラインシステムのダウン。
読者の中にも影響を受けた方が大勢いらっしゃることでしょう。
今後大規模な調査が行われて原因究明がなされるでしょうが、何ヶ月先になる
か見当もつきません。

そこで今回は、その事件にヒントを得てフィクションを書いてみました。
視点は、現場の一担当者です。

弊社は上記銀行に口座を持っていますが、システム部門に知り合いもいません
し、誰かにインタビューしたわけでもありません。
あくまでもフィクションですので、誤解なきよう。


□
■ 約2年前
□

中堅企業3社の2年後の合併が突然発表された。
経営者レベルではもっと前から話は進んでいたと思われるが、現場にそれが伝
えられたのは新聞発表の前日。
まさに寝耳に水の話。

合併理由の1つとしてシステム統合が挙げられていた。
3社が別々にシステム投資するより、まとめてやったほうが効率が良いとのこ
と。
個人的な気持ちとしては、期待半分、不安半分。

一番の期待。
今のシステムは、ところどころ時代遅れの技術を使っていたり、継ぎはぎだら
けで、仕事のほとんどは「過去のしがらみ」との戦いに陥っている。
統合によって新しいシステムを一から開発するということであれば、その
「システム上の負の資産」を極力減らしたシステムにできる!

期待。
システム部門は慢性的な人手不足。というより予算不足。
3社が統合すれば余裕もできるだろうから、他部門から苦情を言われることも
減るかな。

不安。
最終的には人員削減や別会社化があると思われる。
万が一自分がその削減対象者になったらどうしよう。
残れたとしても、別会社化で給料が減ったり、社宅から出なければいけなくな
ったりするのはイヤだな。


□
■ 約1年半前
□

今日もシステム統合会議。話がなかなか進まない。

一から開発するにしても、その雛型になるのは3社いずれかになる。

イメージとしては、機能(部品)ごとに各社のシステムを比較検討し、一番優
れたものを雛型にすればよいのだが、現実はそう単純な話でもない。
1つの機能の中にも良い部分と悪い部分があるし、他の機能との関わり具合も
ある。総じて古いシステムほど独立性は低く、
「こっちの機能のここを直すとあっちの機能のあそこも直さなければいけない」
といったように絡み合っているものだ。
だったら、できるだけ自社のシステムを雛型にしたいと思うのは、人情。

また、1年半後は同じ会社とはいえ、それまでは別会社。
当然今のシステムはそれまで動かさなければならないし、手直しもする。
せっかく手直しをするんだったら統合後も使いたい。
そんなこともあり、お互い譲らず、話がなかなか決まらない。


□
■ 約1年前
□

とりあえず決まったところから手をつけようということで、開発中。
一見、順調そうに進んでいるが、開発着手しているのは、簡単な機能や大勢に
影響のない機能のみ。

中心となる機能は、雛型が決まらなかったので、いずれか1社の現行システム
を手直しすることに決定。
しかし今度は、どの会社のシステムを採用するかが決まらない。
このままだとヤバイという一抹の不安。


□
■ 半年前
□

周辺機能は順調に開発が進んでいるが、一番重要な機能は手付かず。
もう間に合わない。

そこで、現行システムをそのまま活かし、その「つなぎ」だけ開発することに
決まった。
これなら開発もギリギリ間に合うし、合併後、つまり同じ会社の社員同士にな
ってからゆっくり話し合えばよいのだから、問題も先送りできる。


□
■ 2ヵ月前
□

本来なら本番と同じ環境でテストし始めていなければならない時期なのに、
いまだ開発中。

重要なシステムは現行のままで「つなぎ」だけ開発するといっても、そもそも
開発思想が異なるシステムをつなぎ合わせるのだからホネが折れる。
しかも今回は、つなぐ相手が1社でなく2社。
難しさは2倍どころか3倍4倍かも。


□
■ 1ヵ月前
□

連日連夜終電。
疲れのため注意力も散漫。単純ミスも増える。
「間に合いそうにない」という焦りと「なんとかなる」という気持ちが錯綜。


□
■ 前日
□

いよいよ明日から本番。
テストも不十分で、正直、不安で一杯。

でも、今となってはどうしようもない。
できることといえば、トラブル発生時すみやかに原因調査と修正ができるよう
ツールをそろえ、全スタッフを配置するくらい。
何事もおこらないことを祈るのみ。


□
■ 当日
□

・・・


□
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□

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