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   メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング

               2000/06/22(毎週木曜日発行) 856 部

  第5回 制作(後編):デザイニング、開発、テスト
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして、誠にありがとうございます。

今回は、制作の話の続きです。
プロトタイプ版ができて以降の制作過程を、「買物じょうず」を例にお話して
いきます。


■
■ デザイニング
■

世の中ほとんどがそうであるように、そしてWebサイトの場合は特に、第一
印象つまり『見た目』が大事です。クリック1回で視界から消されてしまうん
ですから。
そのためできれば、システムの開発やプロモーションだけでなく、デザインに
も十分お金をかけるべきです。

でも、十分な予算がとれなかったら...
「買物じょうず」がデザイン的に素晴らしいとは言えませんが、どういう工夫
をしたかを、お話します。


プロのWebデザイナーによると、コンセプト等を聞いて、それを形にしてい
くのが「デザイナー」で、言われたとおりにWebをデザインしていくのが
「オペレーター」だそうです。

その説でいうと、「買物じょず」では次の2つの理由により、オペレーターが
企画担当者や開発者と相談しながらWebデザインをしたことになります。

 ・できるだけ『軽く』したかった
 ・予算の都合で真のプロのWebデザイナーに依頼できなかった

『軽く』についてもう少し説明しますと、「買物じょうず」では画面のほとん
どが「テキスト」(文字)データで構成されています。したがってデータ量は
非常に小さく、結果として『軽く』つまり表示が早くなっているのです。

それと比較して「画像」のデータ量は大きいため、一般的には『重く』つまり
表示が遅くなってしまいます。
ときどきバナー広告の表示が遅いのは、そのせいもあります。

真のプロのWebデザイナーは、そのあたりも十分考慮しながら、『軽く』て
しかも『クール』なWebサイトをつくっているのです。
どんなにサーバーの性能が良くても、どんなにサーバー周りの回線が太くても、
利用者の通信回線は細いんですから。

もしデザインをアウトソーシングする場合は、見た目だけでなく『軽さ』につ
いてもチェックすることをお薦めします。


「買物じょず」に話を戻しますと、『軽さ』を最優先としたため、そして多く
の人の意見を取り入れた結果、どちらかというと無難なデザインに落ち着きま
した。
それから、企画担当者や開発者と相談しながら試行錯誤を繰り返した分、オペ
レーターの負担は非常に大きくなってしまいました。担当者が辛抱強くなかっ
たら、とてもできなかったと思います。

二次的な話ですが、画面がシンプルな分、バナー広告が目立つ目立つ。
広告主様にとっては、優良サイトといえるのではないでしょうか。(苦笑)


■
■ 配色
■

デザインに関連し、『色』についてもお話します。

「買物じょうず」の色は、Macintosh 上で決めました。
理由は単にデザインソフトが Macintosh 用しか無かったからですが、それを
Windows で表示してビックリ!雰囲気が違うのです。
事前に書籍で「Macintosh と Windows の両方で同じに見える色」を調べて、
その色を使ったにもかかわらず、です。

さらに、同じ Windows でもブラウン管と液晶では見え方が違いました。

色によっても差があるようで、何度も繰り返してようやく今の色に落ち着きま
した。(それでも微妙に違うけど)
現在 Windows をご使用のかたは、機会がありましたらぜひ一度 Macintosh で
「買物じょうず」にアクセスしてみてください。私達が本当に出したかった色
がわかります。

デザインをアウトソーシングする場合は、Webデザイナーにノウハウがある
ので特に気にすることは無いとは思いますが、念のため。


■
■ プロトタイプから本開発へ
■

前回、プロトタイプ開発のお話をしました。
プロトタイプ開発中は、一度も担当者と会ったり電話したりしなかったことも
お話しました。

その後の流れは、

  プロトタイプを動かしてみる → 設計見直し(打合せ) → 本開発

となります。(各工程の前に見積もり作業もあります)

つまり本開発の前には、直接会わなければ話が進みにくかったということです。
微妙なニュアンスや細かい動きは、さすがにメールだけでは伝えきれません。
もちろん、プロトタイプを動かしながらの話なので、設計書(仕様書)だけの
打合せに較べれば、はるかに濃密でしたが。


■
■ 開発
■

ここで、実はみんな知っているけど、口には出さない話を1つ。

通常、プロトタイプ開発と本開発は、同じ人が受け持ちます。
開発の全ての工程をきちんとこなしてこそ、りっぱなプロの開発エンジニアと
呼ばれます。

ところが、人間誰しも得手不得手はあります。

何も無いところから「とりあえず動くもの」を作る能力と、とりあえず動くも
のを「ちゃんと製品にする」能力は、陸上競技の短距離走と長距離走の能力が
異なるように、別のようです。

「とりあえず動くもの」作りの得意な人が本開発では飽きてしまって極端に能
率が落ちたり、逆に「ちゃんと製品にする」のが得意な人がプロトタイプ開発
をしても調べてばかりでなかなか先へ進まなかったり...
開発の現場ではよくある話です。

もちろんプロの開発エンジニアですから、どちらかが苦手でもそんなことはお
くびにも出さず、なんとか努力して実績をあげています。
それこそがプロですし。

ただ、陸上競技同様、両方の能力を兼ね備えている人はなかなかいないようで
す。
どちらも苦手な人や、自称両方得意な人はいくらでもいますけど。

会社全体として、または個人個人のレベルでは、苦手分野を減らしていくのが
良いのか得意分野を伸ばしていくのが良いかは議論の分かれるところですが、
純粋にそのプロジェクトの開発効率だけを考えた場合、どうすれば良いかは明
白でしょう。
実際、そのへんを意識して仕事を割り振るプロジェクトマネージャーも、たく
さんいらっしゃいます。
一言で言ってしまえば「適材適所」ってだけなんです。


さて「買物じょうず」の場合。

プロトタイプ開発者と本開発者は、別の人でした。
アウトソーシング先の社長さんのご配慮によるものですが、各自得意分野で能
力を発揮してもらいました。

(第1回でご説明した)システム開発期間が、やたら短いと感じられたかもし
れませんが、実はこういう理由もあったのです。


■
■ 進捗管理
■

プロジェクトマネージャーの仕事の1つに、進捗管理があります。
大規模なプロジェクトになればなるほど、当初の見積もりとのブレが生じ易く
なりますので重要な仕事です。
場合によっては、要員を補充したり、仕様を削ったりすることもあります。
どんな業界にもある話ですし、それほど違いはありません。

ただ1つだけ。
進捗管理しかしないプロジェクトマネージャーがたまにいます。
やることは週1回の進捗ミーティング用に資料をつくるだけ。
遅れたら「遅れないよう頑張りましょう」というだけ。
アウトソーシングする場合、担当がこういう人なら、要注意です。


■
■ テスト
■

まず言葉の定義から。

検収(受入れテスト)とデバッグ(開発者テスト)は、違います。

厳密に線引きするのは難しいのですが、だいたい

 ・デバッグ:開発者が、設計書(仕様書)どおりに動くかどうかをテストする
 ・検収  :(開発者でなく)企画者や設計者が、使用者の視点でテストする

となるでしょうか。

「ここをクリックしたらこの画面が表示される」などというのは、当然デバッ
グの段階です。検収段階では、いろいろな場面における表示内容をテストする
ことになります。


そしてよくあるテストの話。

よく見かけるのが、企画者や設計者が検収と称して実はデバッグをしている
(させられている?)ケースです。
仏の顔も三度まで。
そのうち怒ってこう言います。
「ちゃんとテストしてんの?今度から証拠のテスト仕様書を持って来てよ!」

そしてこの瞬間、蟻地獄に落ちます。

まともに動かないということは、理由は2つ考えられます。

 ・時間的に無理があって、しっかりデバッグしていない
 ・デバッグで手を抜いた

そしてどちらのケースも、その時点でちゃんとしたテスト仕様書などあるわけ
が無いのです。(あったらやってるって)

1番めの「時間が無くてデバッグしていない」場合、テスト仕様書作りに時間
を割かれるため、ますますデバッグする時間が取れなくなってしまいます。

2番めの「手抜き」の場合、テスト仕様書作りに手を抜かない保証はあります
か?枚数だけやたら多い、手抜きのテスト仕様書を渡されるのがおちです。
相手は手抜きのプロです。
受け取っても細かくチェックしていないことはお見通し。量でごまかしている
だけです。

じゃあどうするか?
「記録を残すより先へ進め」です。書類はとりあえず棚上げして、ひたすらデ
バッグとプログラム修正をする(させる?)しか手はありません。

このとき、プロトタイプ開発者と本開発者が別であれば、プロトタイプ開発者
に助けを求めることもできます。
この時点で新たに別の人を投入しても効果はありませんので、ご注意を。

ちなみに、顧客先で一所懸命デバッグし、「さすがに○○さんは違う」と信頼
されるコンサルタントやプロジェクトマネージャーがいますが、これも実は本
末転倒。
検収テストならまだしも、顧客先でデバッグするというのは、その担当者また
はその会社に何か問題あるからなんです。
本人達はその矛盾に気がつかないし、担当者の株は上がるしと、一見良いこと
ずくめですが、問題の先送りでしかありません。
意外によくある話です。ご注意あれ。


さて、「買物じょうず」のテスト。
第1回でもお話しましたが、初歩的なミスも無く、比較的スムーズでした。
ですから裏話も無いんです。ありがたいことです。


■
■ 環境問題
■

とはいってもインターネット。
これだけは、避けて通れません。

インターネットにおけるテストの理想は、世の中の全てのマシン環境でテスト
することです。
はたして可能でしょうか?

「買物じょうず」では、OS は Windows 系と Macintosh 系、ブラウザは
Internet Explorer と Netscape Communicator の最新版でテストしました。

弊社の体力的に、これ以上は無理だったのです。
そのため「買物じょうず」を利用したくてもできないかたがいらっしゃるかも
しれません。残念ですが。

いくつかのサイトで「ブラウザは○または△をご使用ください」と掲載されて
いるのも、同じ理由だと思われます。

最新技術を使うと、一世代以上前の環境では使えなくなる...
インターネットの世界では、当分ついてまわる問題ですね。


□
□ 次回の予告
□

次回のテーマは「お披露目」です。

テストも終わり、さあいよいよ公開!
でも、その前にあれこれ準備があって、すぐにはスタートできません。
次回はそのあたりのお話をする予定です。


□
□ 「買物じょうず」の今
□

本題では、分かり易くするため時系列に話を進めておりますが、このコーナー
では、まさに今現在の「買物じょうず」をご紹介します。

「厳選!お得なリンク」というページを新たに設けました。

ここでは今のところ、
 ・「買物じょうず」法人メンバー様の紹介
 ・お得なECサイトの紹介
 ・相互リンクサイトの紹介
をしております。

ECサイトの紹介では、今どんなインターネットビジネスがあるのかを、比較
しながら見ることができます。
いろいろなビジネスがあり、とても勉強になりますので、どうぞご覧ください。

また、相互リンクのコーナーでは、相互リンクしてくださるサイトを随時募集
しております。法人・個人を問いませんので、このメルマガをご購読のかたも
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