中小企業のためのeビジネスサイト立ち上げガイド?限られた資金・人手で、いかに大手に負けないサイトづくりをするか!?

中小企業のためのeビジネスサイト立ち上げガイド?限られた資金・人手で、いかに大手に負けないサイトづくりをするか!?

2001年1月刊
著者:山田雅彦
出版社:すばる舎
 

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目次

はじめに
第1章 eビジネス、基礎の基礎
将来のビジネスへ向けての第一歩
インターネットビジネスとは何か
収益構造から見たインターネットビジネス
ネットビジネス、儲かりまっか?
インターネットビジネスモデルをつくる前に
進むのはどっち?
情報系か?勘定系か?事業規模は格段に違ってくる
お金は扱うの?
情報系サイトの価値とは
情報のあるところに人が集まる
勘定系サイトにおけるセキュリティと決済
お金を扱うのなら
立ち上げと運営の費用
いくら用意すればいいの?
eビジネスにかかわる職務と資質
eビジネスのライトスタッフ
最新動向をウォッチし、方針の転換も常に念頭におく
隣の芝生が青かったら
第2章 まず、企画
コンセプトの明確化
何がしたいの?
ターゲットの設定
まだ見ぬ相手はどんな人?
企業の一部門としてか、専業ベンチャーか、個人か
誰がやるの?
類似サイトの調査と、イメージ固め
サーフィンも仕事のうち
類似サイトとの差異化、特徴づけ
オリジナリティをどう出すか
将来の展開を見越して、あらかじめ投入企画を用意しておく
サイト展開は段階的に
将来的にどのような展開を考えているのか
夢を盛り込む
リソースの配分
無い袖は振れん、だからやりくり
企画段階からさまざまな人に声をかけておく
この指とまれ!
第3章 体制づくり
インターネットビジネスにおける属人性とは
貴殿をWebプロデューサーに任ずる
どこまで自社でやり、どこから外部に任せるか
アウトソーシングで時間を買う
アウトソーシング先の見分け方
丸投げという名の荒ワザ
外注でも下請けでもなく、パートナー
アウトソーシング活用の肝
第4章 インフラ構築
Webサイト立ち上げに最低限必要な、ハードウエアとソフトウエア
道具がなければ始まらない
サーバ機も借りることができる
サーバ機、一戸建てかマンションか
常時接続回線の確保
道路を通して、水道引いて
OS(オペレーティングシステム)のいろいろ
言葉が違えば文化も違う
システムの中核、サーバソフトウェアはどんな仕事をしているのか
サーバソフトは縁の下の力持ち
IPアドレスとドメイン
住所だって自分で決められる
コラム
インターネットの住所管理
クラッキングやウィルスからデータや機器を守る
戸締り用心、火の用心?セキュリティ
形あるものは壊れる、だから・・・
冗長化とバックアップの必要性
第5章 コンテンツ制作
Webサイトの階層を俯瞰する
サイトマップでまずは地図作り
デザイニングの注意点
Webサイトも見た目が勝負
システム設計の前に、まずどこまでシステム開発するのかを検討する
ゼロから作らないと気がすまない?
ASPサービスの利用
人のふんどしでも相撲が取れる
最新技術導入の注意点
最新技術の誘惑
データベース化の注意点
なんでもかんでもデータベース?
プロトタイプ版と正式版
百聞は一見にしかず
すべてのマシン環境に対応?
ネット世界の環境問題
見積書の見方?っともらしい見積書が一番怪しい?
見積書の怪
制作における進捗管理とは
「委託」と「放任」の違い
著作権などへの配慮
転ばぬ先の杖
第6章 プロモーション
検索サイトへの登録
まずは看板の設置
様々な有料広告とその効用
Webサイトを多くの人に知ってもらうために
無料告知を有効利用する
手間を惜しまず顔を出す
プレゼントは集客に直結
キャンペーン
トッページ=店頭
賑わいの演出
アンタッチャブル
アクセス数だけみるとアダルトサイト系は魅力的に見えますが・・・
第7章 運営
24時間365日営業を支える体制
インターネットの世界に休日はない
コミュニケーション用ツール
結局最後は人と人
24時間365日営業を支えるシステム
ドンッ ストップ
変化が無ければ次は無い
日々是更新
ワン・トゥ・ワンマーケティングの運用ミスには要注意
中途半端は余計なお世話
自分で営業するか、レップに任せるか
広告掲載サイトになるには?
むすび?そしてリピート

「はじめに」より

「百年に一度の好機。さあ、我社もインターネットビジネスに乗り出すぞ!」
「インターネットビジネスはアイデア勝負。少ない資本で始められる。今日から私もベンチャーだ!」
意気軒昂。まずは著名なホームページを閲覧し、アメリカの先進事例を研究し、一般的なインターネットの仕組みを勉強し、IT(情報技術)用語やマーケティング用語を覚え...。
ところがそこで立ち往生。
「じゃあいったい何から手をつけたらいいの?」
「いつ何をやればいいの?」
途方にくれていると、
「ほとんどのインターネットビジネスは大赤字。いつ黒字転換できるか分からない。」
「アメリカではドットコム企業(インターネット関連会社の総称)がバタバタと倒産している。」
というニュース。それまでさんざん煽っていた評論家は手のひらを返したように
「インターネットは所詮バブル。そもそも誰もがインターネットビジネスに手を出すことこそ異常。しっかりしたビジネスプランの策定が必要で、それができなければ着手すべきではない。」
というありがたいご神託。
意気消沈、転じてこれ幸い。
「(立ち往生を言い換えて)模様眺めしていて良かった。無理に進めてたら、あやうく大火傷するところだった。」
と言って、インターネットビジネスから距離を置く...。
現在のインターネットビジネスに対する多くの経営者や起業家のスタンスは、ざっとこのようなところでしょうか。
確かに、ひところ話題を呼んだ一部ドットコム企業群のバブルぶり、そしてその反動とも言える現在の苦境は周知の事実です。狭義のインターネットビジネスが収益構造の面で未成熟なのも否めません。
しかし、狭義のインターネットビジネスの問題点を挙げ連ねて将来を悲観するのは、それこそ木を見て森をなんとやら。インターネットそのものは、今もどんどん膨張し続けているのです。
日本だけを見ても、インターネット世帯普及率は臨界点(普及が加速する点)の15%をまもなく超えると言われています。政府も遅ればせながら「IT基本戦略」を策定し、その推進に本腰を入れてきます。目標が決まるまではやたら時間がかかるけど、決まってしまえばがむしゃらに突き進む私達日本人。政府目標の5年よりも早く、ほとんどの世帯にインターネットが普及することでしょう。
ほんの数年の内に、今のインターネットの数倍規模の大きな波が押し寄せることは間違いありません。一時的な、しかも狭い範囲の現象に目を奪われて、無視したり距離を置いていては、いずれその波に飲み込まれてしまうのが関の山です。それよりも、その波に乗れるよう今から体制を整えて準備しておくほうが賢明ではないでしょうか?
インターネットに関わるビジネス全てを広義のインターネットビジネスとするならば、今はまだ夜明け前。インターネットビジネスはまさにこれからが本番、マーケットは無限に広がるのです。
未知のビジネスですから、「完璧なビジネスプラン」は残念ながら存在しません。安定した「レール」は望むべくもありません。試行錯誤もつきものです。しかし、だからといって何もせず傍観しているだけでは、現状維持の先細りです。なにごとも、実際に手を動かしてこそ身につくのですから。
もし今インターネットビジネスを展開していこうと思い立ったのなら、躊躇せずに始めようではありませんか!また、もし既に着手しているのであれば、問題を1つずつ解決しながら前に進んで行こうではありませんか!

本書は、これからインターネットビジネスに乗り出そうとしている経営者や起業家、そしてその実務の責任者であるプロジェクトマネージャーやWebプロデューサーに向けて、同じ立場でWebサイト「お買物情報のクチコミ広場?買物じょうず?」を立ち上げ、運営している筆者が、そこで得た経験やノウハウをまとめたものです。
インターネットビジネスの世界では、よく「走りながら考えろ」と言われていますが、本書は「走りながら執筆した」ことになります。
インターネットビジネスは、ホームページ(正しくはWebサイト、ホームページとはWebサイトの最初のページを指します)を立ち上げて運営すること自体が目的ではなく、それによってより多くのお客様に自社の商品やサービスを提供し、その結果として利益を伸ばしていくのが本来の目的のはずです。本書によって、読者のインターネットビジネスが一日でも早く暗中模索から脱し、本来の目的を達せられれば幸いです。

≪一部割愛しております≫




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