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 メールマガジン 中堅・中小企業経営者のためのIT活用Q&A

        2001/12/11(第2・第4火曜日発行) 703 部

 第17回 無料IT講習の次
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。
初めてのみなさま、数あるメルマガの中から選んでくださり、ありがとうござ
います。

このメルマガは、ITをビジネスに活用する際に直面するさまざまな問題と
その解決策について、質問に答える形で提案していきます。


□
□ 新メールマガジンのお知らせ
□

新メールマガジン「現役店長に訊く、人気インターネットショップの秘訣」を
12月18日より、毎週火曜日に発行することになりました。

内容は、電子商店を実際に営んでおられる店長さんへのインタビューが中心で
す。

マスコミに登場する従来の総論的・公式見解的なものでなく、一般消費者や
これから電子商店を開こうとしている方々に、
「そうそう、そこが知りたかったんだ!」
と言っていただけるような、きめ細かい内容を載せていきたいと考えておりま
す。

無料ですので、
http://users.goo.ne.jp/surv/
から、ぜひ購読のご登録をお願いいたします。


■
□ 無料IT講習の次
■

最近、都道府県や市町村が主催する無料IT講習会が盛んなのはご存知でしょ
うか?

中堅・中小企業のなかには、
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これまでも、総務や経理など業務で必要な部門の担当者にはいろいろな講習を
受講させていたが、必要に迫られない部門の人にはこの種の講習は特に会社と
して受けさせて来なかった。でも今回は無料だし、これからはITだから(?)
とりあえず受けて来てよ。
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と言って、社員を送り出しているところも多いそうです。

また、仕事が終わった後や休日を利用して、自主的に受講している方も多いと
いう話も聞こえて来ます。

そこである経営者から質問です。

無料IT講習で、最低限のパソコン操作は覚えたはず。
だったらここで一気に我社のIT化を推し進めたい。そのためには、次にどん
な手を打ったら良い?
グループウエアってのはどう?それとも顧客データベースの構築?


□
■ 無料IT講習は、水に顔をつけられるようになっただけ
□

ここでまず無料IT講習会がどういった内容なのか、聞いた話を基にまとめて
みると、都道府県や市町村によっても異なりますが、だいたい次のようになる
ようです。

 ・パソコン本体、ディスプレイ、キーボード、マウスの役割
 ・キーボードやマウスの使い方
 ・インターネットの見方
 ・メールの送受信(ただしLAN上)
 ・プロバイダの役割

そう、水泳で言えば、これまで怖がったり嫌がったりして水に顔をつけられな
かった人が、なんとかつけられるようになった程度です。

  |「程度」とは言いましたが、実はこれだけでもスゴイことで、今まで
  | 誰もできなかった「底上げ」がようやく実現しつつあるのです!

それはともかく、無料IT講習を受けたばかりの人達に、グループウエアや顧
客データベースの話をしても、拒否されるのがオチです。だって、水に顔をつ
けられるようになった人達に、いきなり遠泳させるようなものなんですから。


□
■ 情報について考えることから始めてみる
□

無料IT講習会の役割は、パソコンに対する違和感や嫌悪感を和らげることの
ようです。

パソコンスクールの定石なら、次のステップとして、仕事であれば表計算ソフ
トやワープロソフトの使い方、個人向けであればデジカメや年賀状ソフトの使
い方、もしくはパソコン検定のための勉強を提案されるでしょう。

しかしここでは、あえて一度パソコンから離れることをお薦めします。

そして、
 ・パソコンは、情報を入れたり貯めたり出したりする機械でしたね
 ・あなたの仕事をするためには、どういった情報が必要ですか?(input)
 ・あなたの仕事は、どういった情報を発していますか?(output)
 ・もしそういった情報がパソコンから出し入れできたら、どうでしょうか?
 ・キーボードやマウスで入力するのがたいへんだとしたら、何か他に手は
  ないでしょうか?
 ・ディスプレイで見るのがたいへんだとしたら、何か他に方法はないでしょ
  うか?
といったことを、各自に考えてもらうのです。

パソコンに対する抵抗が少なくなり、「情報」のイメージがなんとなく見えて
きたこのタイミングを逃す手はありません。

そうすると、
 ・こんなことできたら便利だな
 ・こうになったら楽だな
といった意見が、必ず1つや2つ寄せられるはずです。

そこではじめて、その目的にあったツールを勉強するのです。
目的意識が明確な分、習得にかかる時間も短縮できますし、仕事にも直結しま
す。

ただ単に表計算ソフトやワープロの勉強をするより、ましてやいきなり強権発
動してグループウエアを導入するより、よほど理にかなったIT活用と言える
のではないでしょうか。


□
□ 余談
□

無料IT講習受講者には高齢者も多いとの噂ですが、その方々がすぐに
 ・有料講習受講
 ・パソコン購入
 ・プロバイダ加入
したという話は聞きません。

さて、なぜでしょう?
ここにビジネスチャンスがありそうです。


□
□ 質問、相談お待ちしております
□

本メルマガは、読者のみなさまから寄せられる質問や相談を一般的・汎用的に
アレンジして紹介し、できる限り双方向性の高いメールマガジンを目指します。

連絡は、http://www.surv.co.jp/research/formmail.html から、または下記
項目を明記のうえ、webmaster-kj@surv.co.jp へお願いします。
 ・タイトル(必須):質問/相談/その他
 ・お名前(必須)
 ・電子メールアドレス(必須)
 ・貴社名(必須)
 ・部署名
 ・貴社(部署)所在地
 ・貴社URL
 ・内容(必須)

ご連絡お待ちしております。

なお、個別(直接)の相談につきましては、その旨タイトルに明記していただ
ければ、追ってこちらから連絡をさせていただきます。


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