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 メールマガジン 中堅・中小企業経営者のためのIT活用Q&A

               2002/03/19(第3火曜日発行) 723 部

 第21回 ASP利用の際、データは手元にも置きましょう
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。

初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありがと
うございます。
本メールマガジンは、バックナンバー(http://surv.tripod.co.jp/)も公開
しております。第1回からお読みになられると、より一層楽しめると思います
ので、ぜひご覧ください。


■
□ ASPのデータはサービス会社のサーバに置いてあるけど、問題無い?
■

日経BP社「SmallBiz」(http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/)のコラム
『第20回 楽天値上げ、イーベイ撤退が電子商店に示した教訓』
(無料ですので、これを先にお読みになられることをお勧めします)
をご覧になった方からの相談です。

うちでは今度、ASP(Application Service Provider)を使って販売管理を
やりたいと思ってるんだけど、それってプログラムだけじゃなくデータもAS
Pのサーバに置いてあるんですよね。
上記コラムでは「顧客情報は常に自分の手元で管理しておけ」って書いてあっ
たけど、販売管理のデータについても同じことが言えるんじゃない?


□
■ ASPについて、おさらい
□

何らかのアプリケーションソフトをインターネットを通じて貸し出すサービス
を「レンタルアプリケーション」と呼び、そのサービスを提供する事業者を
「ASP(Application Service Provider)」と呼びます。

そして通常「ASPを利用する」と言うときは、その両方をまとめて使うこと
が多いようです。

利用者は、Webブラウザを通してASPのサーバにインストールされたアプ
リケーションソフトを使うので、利用者のパソコンには個々のアプリケーショ
ンソフトをインストールする必要がありません。つまり、インストールやバー
ジョンアップの手間や費用を節減することができます。

また、高価なアプリケーションソフトを購入してしまうと、それは「資産」に
なってしまいます。次から次へと新しいアプリケーションソフトやサービスが
生まれ、相対的に価格が下がっている昨今、何年もかけて減価償却していては
間に合いません。その点ASPは賃貸。毎月(毎年)の「使用料」だけで済む
のですから非常に魅力的です。

種類も豊富。

販売管理、顧客管理、会計、グループウェア、e.t.c.
私は見たことがありませんが、最近ではワープロや表計算ソフトまであるとい
う噂です。


□
■ ASPではデータもサーバに置いてあることが多い、そのリスク
□

ASPの場合、「何ができて何ができないか」というアプリケーションソフト
の機能と、その賃貸費用にのみ目が行くようで、意外に意識されていないのが
データの管理です。

ほとんどのASPでは、データもASPのサーバに置かれています。

おそらくそのサーバは、耐震構造で、消化設備も整っていて、入室制限も厳し
い専用の部屋に置かれていることでしょう。最新のシステムセキュリティ技術
も施され、データのバックアップも1日1回以上されているでしょう。
・・・たぶん。

でも、契約書をよく読んでみましょう。
万が一の場合、「データを保証する」という記述はありますか?

別途特別な契約を結んでいる場合を除けば、おそらくないでしょう。だって、
無限責任になってしまいますから。


□
■ データは、自分の手元でも管理しておきましょう
□

人は、万が一に備え、保険を掛けます。

同様に、ASPに置いてあるデータが万が一失われても、ビジネスを継続でき
るよう保険を掛けておきましょう。といっても、別にそれ専門の保険があるわ
けではありません。

定期的にサーバのデータを手元のパソコンにダウンロードするだけです!

ASPでは、無料または有料で、そういったサービスも提供しています。逆に
そういったサービスが無かったり、機能として謳っていないASPは、あまり
信頼できません。


□
■ 今度は、データを手元に置くリスク
□

一難去ってまた一難。

データを手元に置くということは、そのデータの管理が必要ということでもあ
ります。しかも今度は完全な自己責任。

データ漏洩の半分以上が社内からという厳しい現実を鑑み、こちらのリスク管
理も怠りなきよう。


□
□ 質問、相談お待ちしております
□

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